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     花芽をたくさんつける方法


 
           
 



ハナミズキの楽しみといえば何といっても花です。
白花・赤花ともに可憐で美しい花を咲かせます。
その花に魅せられて園芸店などでハナミズキを購入された方も多いでしょう。
しかし、2年3年たつと環境によっては、花芽が毎年つかなかったり、
全く花が咲かなくなったハナミズキも多いでしょう。

ハナミズキには、写真のように毎年花をたくさんつけさせる方法があります。

このプロのノウハウをこちらで紹介します。


     
  【花をつけるメカニズム】      
 

そもそも木はなぜ花をつけるか?
そこを理解すると、これ以降の説明がわかりやすくなります。

木は花を咲かせることで受粉をし、それが実となりやがて種となります。
これが生物の基本行動である子孫繁栄の一連の営みです。

そして、身の危険を感じるほど子孫を残そうとする本能が働き、花をつけるのです。
ハナミズキはこの活動が顕著なので、これを利用します。


 
  【花芽をたくさんつける方法】  
 

ハナミズキは花をつける年とつけない年があるようです。
これを毎年花が楽しめるようにすることも可能です。
花芽をたくさんつけさせるには、ハナミズキが生命の危機を感じるようにすることです。
その方法の一つに根を切るというやり方があります。


たとえば高さ2m位のハナミズキであれば、根元から15cmくらいの所から、ななめ45度に
地中にスコップまたはエンピ(先に刃の付いているスコップ)を差し込み、
根を切ります。
これを四方から行います。ポイントは幹がぐらぐらするほど根を切ることです。

もし、根が固くてスコップなどが入り込まない場合は、15cmを残して穴を掘りながら根を少しずつ切っていきましょう。
もちろん、ハナミズキの高さに合わせて、根元からの距離を変えます。(大きくなれば距離を離す)

根切りが終わったら、不安定になったハナミズキに支柱をします。
(支柱の方法は、「植栽のやり方」内の支柱の掛け方を参考にして下さい)
また、スコップを差し込んだ部分の穴を埋めておきましょう。



 
  【根切りを行う時期】  
 

根切りを行う時に一番重要なのは、時期です。
なぜかというと、木が一番栄養を吸い上げようとする時に根を切るためです。

実はこの時期というのが期間にして1週間程度といわれており、その時期をピンポイントで抑えることが重要なのです。

では具体的にいつなのか?
5月初めから6月初めのどこかです。
このどこかというのは、地域の気候やその年の気候によって変わってしまいます。
その中で目安は関東地方であれば、連休明けから5月末の間になります。



 
  【最後に】  
 

根切りは、はじめての時からやりすぎてしまうと、枯らしてしまう恐れがあります。毎年少しずつ確かめながら、根を切ってみてください。また、時期も地域によって変わりますので、毎年時期を少しずつずらしながら、最適期を見つけ出してください。

年に一度しかチャンスのない、気の長い話ですが先に楽しみができるというのもいいでしょう。

そして根切りがうまくいった時には、その年の9月ごろに写真のような花芽がたくさん付きます。



 
           
 


こうなれば、来年の春にたくさんの花を見ることができるでしょう。

ハナミズキは手間をかけるほど、素敵に育つ魅力的な庭木植木です。


         
           

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